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美容エディター 鵜飼香子さん 2

BEAUTY BIBBLE

起きてから朝、家を出るまでの間はずっと「つま先立ち」でいます!

The Day Spa (以下TDS):キンケアはもちろん、お肌によくて体にもいい食材を日々意識されているのですね!ダイエット不要なんて本当にうらやましい限りですが、その抜群のスタイルをキープするエクササイズやオススメの美容法など、他にも何かありますか?

鵜飼さん(以下敬称略):もともとスポーツは好きなのですが、今は特別なスポーツは何もしていないんです。
でも朝、家を出るまでの時間はずっと「つま先立ち」でいるようにしているんですよ!

この「つま先立ち」を始めたきっかけは、確かTVか雑誌か何かで見たのですが、建築家の安藤忠雄さんが「朝起きて家を出るまでつま先立ちで生活している」とおっしゃっていたんですね。なるほど、あのバイタリティはここから来ているんだ?と感心して、まずは彼の健康法の「つま先立ち」を真似してみました。

これが実際「つま先立ち」をやってみると、体幹がしっかりしていないとぐらついてしまうし、結構しんどいんですよ。なかなかハード!
これは確かに効く!と思って、それからは、朝ごはんを作りながら、とか、メイクをしながら、とか、出かける準備をしている間中ずっと「つま先立ち」。かれこれ2~3年は続いています!

TDS:何か体に変化はありましたか?

鵜飼:何もない道でつまづいたり、もともと体幹はぶれまくりだったのですが(笑)、それがしっかりしてきたような気がします。腹筋もついたかな?

あとは、毎日のストレッチですね。
お風呂あがりに、家族3人(旦那さま&娘さん)そろって、「さぁ、ストレッチやるぞ!」って。
なかなか1人だと続かない事も、3人でやれば楽しいし継続できますよね!
体を伸ばしたり、肩甲骨をほぐしたり、ピラティスの要素を取り入れたり・・・
3歳になる娘ももう一緒になってストレッチをしているんですよ。ストレッチは体をほぐしてやわらかくしてくれるし、寝つきもとてもよくなりました。
楽しみながらするのがポイントです。

ファッションもメイクも「歳相応」が大事

TDS:“必殺カワイイオトナ”になるための本気の若返り、という記事を以前拝見しました。
鵜飼さんが考える“カワイイオトナ”とはどのような女性でしょうか?鵜飼さんが心がけていらっしゃるメンタリティなどあれば教えてください。

鵜飼:私は今37歳なのですが、この年齢で「20代前半に見える」なんて、ちょっと気持ち悪くないですか?以前から私の母もよく言っていたのですが、後ろ姿は若かったとしても振り向いたらびっくり・・・なんて、それはとても残念なことですよね?以前はヘアスタイルも、流行の若い子がするようなアレンジをしていたこともあるのですが、きっぱりやめました!(笑)
やはり“歳相応”が大事だと思っています。

服装もそうなのですが、以前かわいいと言われた服装やメイクをいつまでもずっと引きずっていたらイタいな、と。もちろんいつまでもラブリーな、かわいらしい服装は私も好きなのですが、今では年相応のかわいらしさ、美しさということを念頭においていますね。

そのためにはやはり、時代の流れを常に見ていなくてはいけないかな?と思っています。
今流行っているから、とか、トレンドをそのまま取り入れるというよりも、ちゃんとその流れを感じとって、うまく自分に取り入れられたらと思っていますね。

素直な心の人ほどキレイがちゃんとアップデートされている

TDS:確かにその通りですよね!!それでは、鵜飼さんが考えるエイジング、どういう風に年齢を重ねていきたいと思っていらっしゃいますか?

鵜飼:そうですね、“素直に年をとっていきたい!”と思っています。
仕事も含め、素敵なマダム、美しいマダムにお会いすることが多いのですが、彼女たちの共通点、発見したんですよ。年相応に美しさを重ねている人、みなさん、とても“素直”なんです。

例えば、「この美容法が効果あるよ」って聞けば「それじゃ試してみる」、「これがお肌にいいよ!」って聞けばすぐに反応する、試してみる。人から言われたことを素直に聞けるんですね。「どうせ私なんて・・・」なんて間違っても言わない、「やってみよう!」って素直に思える。
素直な心の人ほどキレイがちゃんとアップデートされているのでは?と実感しています。
そして私もそうなりたいと思っています!

何事も「いいな~」と興味を持ったら、最初にバリアをはらず、すぐに試してみる、実行してみる!
どうしても日々の生活の中で後回しにしてしまうことは多々あるかと思うのですが、後回しにしてしまったことって、積み上げていた本のように下にある本は結局読まないのと同じ、結局実行せずに終わってしまうと思うんですね。
だから私は何事も後回しにせず、いいと思ったことや気になる化粧品などはすぐに試してみよう、その時に聞いた感動をすぐ生かして行動に移そうと思っています。それがしいては、エイジング=年齢を重ねてこその美しさへの近道なのではないかな?と思っています。

それとアンチエイジングに欠かせない事、先程素敵な女性に会う機会が多くあるとお話しましたが、まさに「美しい人に会うこと!」。
他力本願かもしれませんが、これもアンチエイジングには大切だと思っているんですよ。

美しい人、輝いている人、ポジティブな人に会うと、自然と目がうるっ、じわっ~としてくるんです。そう感じたことありませんか?

瞳がキラキラ輝いたり、ホルモンバランスが良くなったり・・・そういう相乗効果もあるのかな?と思っています。

—Part 3に続くー

鵜飼香子さん プロフィール
美容エディター
雑誌「MAQUIA」や「marisol」、「婦人公論」、「SWEET」などで記事を執筆したり、美容法を伝授するほか、広告でも活躍中。仕事と子育てを両立する美容法は常に模索しつつアップデート。東西問わず、“本当に効く”コスメ発掘とスパ巡りが趣味。