CAREER STORY

キャリアストーリー

廣地 華奈子
KANAKO HIROCHI
ヒューマンリソース部 育成チームリーダー
技術チーム 社内コーチ

キャリアアップの度に変わっていく視点。今は「楽しむ」ことに価値観を見出しています。

アロマの知識を活かしたくて未経験でも採用してくれるザ・デイ・スパを見つけました。スパについては何の知識もありませんでしたが一から丁寧に教えていただき少しづつ成長していけました。
大きな成長になったのは店長になった時でした。いままで感覚でしていたことがホテルの方や後輩に言葉や行動で表現していくとなった時、自身の今までの理解不足に後悔しました。
スパコンセプトも技術もおもてなしも、すべての由来を理解した時自分事となり「私のスパを有名にしたい!」という気持ちがあふれてきました。私のイメージを表現するコミュニケーション力が発揮され当時居た店舗が大手雑誌の「スパ大賞」に選ばれました。
店長が板につく頃には私の視点は会社目線になっていて、「会社を盛り上げていきたい」という意志からスタッフ育成に携わることになりました。
教育を担当するようになり様々な新入社員と関わる中で、楽しむことが私の価値観として大きく見えてきました。技術を覚えたりお客様対応がスムーズな子は何よりそれを楽しんでいたからです。「スタッフ全員が楽しめるように」それを考えた時、心理学やコーチング、コミュニケーション知識を深める必要性を感じ今に至ります。

仕事と育児の両立を可能にしている、私の3つの信条。

私は「出来ない」、「難しい」、「しんどい」という言葉を使わないようにしています。
「出来る方法」、「楽しくて取り組みがいがある」、「乗り越えられる問題」として自分の夢をかなえてきました。(ザ・デイ・スパ内では私が50年後の計画を立てているというのは有名な話です(笑))
仕事と育児の両立ついては当たり前のことばかりなのですが、3つの事を自分のそばにおいています。

一つは、自己開示、です。
結婚前から「仕事を続ける」というのは、第一条件に挙げていました。結婚してからも夫には「仕事が好きだ」「いつもやりがいを感じる」など私にはなくてはならないアピールをしています。そのせいか、夫は家事も育児にもとても協力的で役割分担でこなせています。
生後6か月で保育園を利用した時も周りから苦労人扱いされたのですが、「仕事が好きなもんで」と軽快に答えていました。
そんな、仕事を楽しむ姿を子どもに見てほしいなとも思っています。
大人になること、仕事をすることの楽しさをみせるのが親の役目かな、と。

二つ目は、今を繋げる、です。
今している事を繰り返し、更新して、磨き上げていったものが自分の未来に成っていきます。
ということは今、目の前のことは何一つ無駄なことはなく意味あるものなのです。
人との出会いも、なんともない出来事も、ふと耳に入った音楽や言葉も、自分の未来に繋がるヒントかもしれません。
だから、私は今を思う存分堪能しようと心がけています。
仕事で計画を立てることや、コミュニケーションの取り方、交渉術は家庭でも使えるし、子供にも当てはめることが出来ます。
ザ・デイ・スパで経験を積まなかったら、今の夫と子供たちとは出会えなかったということです!
そう思うと、更に今のこの一瞬一瞬を大切にしようと誓えるからです。

三つ目は、オンオフ、です。
出産前はずっとオンでした。
業務にずっと関わっていると状況がわかりやすかったからです。
育児との両立となった時、とても負担に感じ体調も崩し、余計に上手くいかなくなりました。
それに、楽しい働き方を提案する身でありながら勤務時間外にメール返信したり、仕事をしていては説得力がないからです。自分のタイムマネジメントの疎かさに気づきました。
コーチングを学び自分の働き方を頻繁に見直してたどり着いたのは、オンオフを切り替えることでした。
勤務時間外は仕事のメールは見ないと徹底しています。
子どものいる前では仕事のメールを返信しない事にしています。
休みの日は仕事を完全休みにしています。
なので、月曜の朝は頭を仕事モードに戻すため振り返りの時間を取りセルフコーチングをします。

バックグラウンドに左右されない。自分が望むワークスタイルを実現する秘訣とは。

私が経験を通してお伝えしたいことは。
未経験だろうが、落ちこぼれだろうが、遠距離恋愛になろうが、失恋しようが、別の知識を学ぶことに夢中になろうが、結婚しようが、妊娠しようが、出産しようが、育児休業復帰後の能力不足に落ち込もうが、また妊娠出産しようが、田舎に引っ越ししようが、その時その時に壁があります。時には逃げたり、立ち向かって倒されてしまったり、乗り越えられたりしながら、その一つ一つを受け入れて大切に「自分のもの」にしていけば、自分が望む働き方は掴みとっていけます!